2012年1月31日火曜日

大学生活を振り返って。其の一

今日で、僕の中の大学生活が終わりました。長かった学生生活が今終わった感じです。卒業式には、出ないのでこれが最後の大学生の時に通える大学でした。
まだ、大学生ではあるのだけれど、今日がある意味区切りの日だと思った。明日からは、飛行機に乗って、フランス・マルセイユを目指します!




大学生活を振り返ると、常に忙しくて、何かに挑戦していないと落ち着かなかった自分がいたと思う。そもそも、僕は高校三年生の時にフランスに留学をし、帰国してから一年半の長い浪人生活を経験した。
それから大学に入ったので、入学当初から周りとのギャップがかなりあった。そのギャップを埋められないで、初めの頃は常に一人で大学生活を送っていたと思う。


変に殻にこもっていた。けど、その代わりにいろんな授業にでて、多くの先生たちと出会ったり、他学部の生徒とも仲良くなれた。僕は入学した時から、フランスに留学することを決めていて、もう一度フランスで学びたいって気持ちが人一倍あった。それが空回りして、サークルや大学の飲み会はあまり出れていなかった一面があったと思う。


一年の春休みにカンボジア、ベトナムを一ヶ月間一人旅してから、僕の人生観が変わり始めた。カンボジアで僕は、世界遺産のアンコールワットが持っているアジア独特の美しさや偉大さに驚いた。理解できないもの初めてあったとき、ただ言葉がなくなっていた。
けど、反対に物乞いの子供たちやスラム街の現実を初めてその時に知って、自分に何かできないかと考え始めた。


このことがきっかけで、大学のボランティアサークルに入った。このボランティアサークルは、とても心地が良く、僕にとって大学の居場所となっていった。そこで、僕は同じように考えている人と出会い、沢山話すことをしていた。


僕ができることは、ただその現実を一人でも多くの人に伝え、意見を交換しあうことだった。僕から伝えるのと、テレビなどのメディアから伝わるのでは響きかたが違うんじゃないかと思っている。今でも多くの子供たちが、勉強できない環境や一日1ドルの生活を送っている。
そのことを僕は、忘れないようにしなくてはと思っている。今でもたまに、何かできることはないかと考え、自分にできる些細なことからしていこうと思い、募金であったり、アジアの国をより一層知ることをしていった。


ただ、可哀想だから助けるのじゃなく、その国の文化を知り、自分たちからだけの視点から入るのではなく、相手からの視点を取り入れていくことだと思う。その国全体を見ることは難しい。けれど、その国の人誰かと出会えたら、その人が幸せになるにはどうしたらいいか、相手を考えることから始めればいいのではないかって思ってる。


大学二年の夏から、僕は一年間フランスに留学をした。この時に多くの人と出会うことができ、僕のコミュニケーションの幅を大きくしていった。この出会いがあって、今の自分が作られていった。
僕の留学先は大学付属の語学学校だったため、世界中から学生が集まっていた。その時にヨーロッパ、アメリカ、南米の学生と仲良くなることができ、彼らとフランス語で話し、政治、経済、歴史、文化のことを話していた。フランス語を通して、彼らと仲良くなれたと思うと今でも不思議。


大学でフランス語をもう一度学ぼうと思わなければ、出会うこともできなかったし、ヨーロッパが自分にとって近い国にならなかった。沢山遊んで、勉強して、多くのことを語りあった。時には、衝突もあったけど、それくらい真剣にも話せる仲間がいたんだと思う。飲み過ぎて、1週間アルコールが受け付けられなくなったのは良い思い出。


授業が終わってから、僕はヨーロッパの東を中心に旅してきた。
フランスからイタリア、ギリシャ、ブルガリア、ルーマニア、セルビア、クロアチア、オーストリア、チェコ、ドイツ、ルクセンブルクを回ってきた。


一ヶ月強の長旅で、ここでも沢山の人と出会えた。特にオーストリアのウィーンで起きたことは今後も忘れないと思う。僕がドミトリーのルームメイトに声をかけ、そこから沢山の人を巻き込んで気がついたら十人くらいで散歩、観光や飲みに出ていた。
日本のことや世界のことを飲んでは話して、何をそんなに話していたのか分からないくらいすごく楽しかった。異国の地で、お互いに分かりあえてお酒を交わすことってとても気持ちいいものである。ウィーンが観光の地ではなくて、出会いの場として僕の記憶に刻まれたのだ。東ヨーロッパの旅行の話をすると、今もその話が一番重要なポイントである。


帰国してからは、就職活動が始まり、身を削られ、時には涙したこともあった。そして、3月11日に東北大震災が起こり、自分たちの生活が変わっていった・・・。


続く。
明日飛行機の中で書く予定です。







2 件のコメント:

  1. facebookからとんできました、YLSで一緒だった早稲田国教の、ほのかです^^
    よーへいさんこんなブログ書いてたことも、
    フランスのことも知らなかったです。
    この記事読んで2段落目のところ、今の私が大学生1年終わって見て思うことと全くおんなじでびっくりしてます。
    挑戦したりめいっぱい頑張ってないと落ち着かなくて、
    でも何をしたいのか良くわからない。
    明らかに自分は周りと完全には溶け込めなくて、
    いつもどこか無理してたり猫かぶってたり演じてる自分がいるんだけどもそれも嫌。
    だから一人で行動してることが多くて不安になることが多かったんだけど最近やっと、自分に正直に生きるべきだって決心できました。

    ようへいさんは濃い学生生活を自分でつくってきて
    その過程で素敵な出会いがたっくさんあったみたいで、
    うらやましいです!私もそんな4年間、いやもっとかも笑
    にしたいなー^^

    フランスいってらっしゃい!
    ブログ愛読します!

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    1. おおー!!ありがとう。そうなのか〜、いろいろと悩む時だよな。けど、自分に正直になれたんだったらよかったじゃん。
      沢山悩んで、自分がやりたいことやっていきなよ!応援してるよ。

      俺よりも楽しくて濃い学生生活にしてね。

      いってきまーす!!
      ブログ読んでくれてありがとう。

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