2012年3月14日水曜日

美しいストックホルム

ヨーテボリから3時間列車に乗って、スウェーデンの首都ストックホルムへ。この街は、どこを歩いていても美しく、気がつくと写真を撮っていた。僕は、この街で一番写真を撮ったんじゃないかというくらい一番写真を撮った。





街を歩いてて、とても楽しく、寒ささえ気にならなければ何時間でもあるけそうな感じだった。どの建物にも目が奪われ、様々な色をした建物が街を楽しくしてた。中世の建物がきれいに残っていたり、新しい建物も昔の建物に配慮され建っていた。


街の外観が整っているような感じ。それで、パリのように派手すぎず、みていて落ち着く。パリも嫌いじゃないんだけど、僕には華やかすぎる。


この街にきて、久しぶりにおもいっきり観光を僕はした。ストックホルムカードという、美術館や博物館、テーマパーク、王宮、地下鉄、バス乗り放題、行き放題の48時間チケットを買い、あらゆるとこに行ってきた。
ストックホルムの旧市街地ガムラ・スタンは、中世に自分がいるかのような気がした。街もなんだか静かで、ひっそりとしている感じであった。歩道もレンガ作りで、写真を撮っていて楽しかった。


現在もスウェーデンには王族がおり、王宮の一部が一般公開されている。現在もたまに使われているところもあり、厳粛な雰囲気がでていた。写真撮影は禁止されており、写真がないのが残念である。




ガムラ・スタンには、ノーベル賞記念館があり、歴代の受賞者の写真、ノーベル賞がどうなっているのかが分かるようになっていた。残念ながら、英語がもう少し分かればノーベル賞の仕組みが理解できたのだが、ガイドさんの英語が早く、途切れ途切れでしか理解できなかった。
ここでは、90年代までにノーベル賞受賞者が食べていたアイスクリームを食べることができる。もちろん僕も食べ、受賞者の気持ちを味わってみる。値段も約700円と高かったのだが、その分ボリュームもある。


食べながらふと、受賞者って高齢の人が多くなかったっけ、食べるのきつかったんじゃないかなと思った。だから、なくなったのかも知れない。僕もすべてを食べきることはできなかった。お腹のこともあるしね。


ユースホステルのいいところは、でっかいキッチンがあり、夜ご飯の時間になると自然と人が集まってきて、一人でご飯を食べることがなくなるのだ。今回泊まったホステルは、ペンネのパスタが食べ放題で、みんなパスタを茹でていた。みんなでパスタを作ってるのは少しおもしろく、大家族になったかのようだった。

僕も一緒に作ったり、余ったパスタをもらったりしていた。冷蔵庫も各部屋ごとあり、調理器具もそろっている。夜は自然とさみしくなかったかな。


観光パスを買ったからには、いろんなところをまわってみようと思った。だが、やはり外は寒く、風がとても冷たかった。外出から帰ってくると、体が凍えてしまってるようだった。好きな散歩も、この寒さだとあまりできなかった。


それでも、いろんなところをまわってみた。ストックホルムの野外博物館に行った。そこは、昔の建物や民族衣装したスタッフが出迎えてくれ、不思議な世界に迷い込んだみたいだった。だからかもしれない、小さかった頃の記憶が蘇り、自分が好きだった絵本や人形劇のことを懐かしく思った。



おおきなポケットという子供向けの絵本雑誌やエルマーと竜、ぐりとぐら、他にもいろんなこと思い出して、子供のころの絵本が恋しくなった。けれど、今僕が読んでいる本は司馬遼太郎の「燃えよ剣」である。幕末の話に気がついたら興味を引かれ、今更ながら司馬遼太郎の本がおもしろいと思い始めた。日本に帰国したら、「竜馬がゆく」を読もう。


最後に訪れたのは、ヴァーサ船の博物館である。そこには、中世の頃の船舶が95%の状態で残っているのだ。なぜなら、ヴァーサ号は出航してまもなく沈んでしまったからである。武器の乗せすぎ、定員オーバー、気候の関係、と言われている。
なので、約300年近く海底で眠っていたため、ここまで保存状態がいいと言われているのだ。この船を陸にあげるのには、壮大なプロジェクトがあったらしいのだが、それよりも僕はこの船にあっとうされ、男のロマンの固まりのような気がした。


この船のスケールの大きさ、船の形のかっこよさ、船からは潮のにおいがする、なんだか海の住人のような気がした。いろんな角度からこの船を見て、子供のように少しはしゃぐ自分がいた。これから船の関連の仕事をすることに誇りをよりもつことができた。



今度は冬じゃなくて、夏にもう一度来てみたい。この街は、冬とは違う顔をするんじゃないかなと思うとまたワクワクが止まらなくなる。忙しかった三日間だったけど、ストックホルムのいろんな顔が見れてよかった。いざ南へ。




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