2012年2月12日日曜日

旅先の病気は辛いね

風邪を引いて、死んでました。着いた次の日に雪が少し降り、エックスの街は今までにないくらいにとてつもなく寒かった。噴水は凍り、地面はつるつる滑る。日本も寒いと思ってたけど、それ以上に寒くて、最終的に僕は風邪をひいてしまった。これ以上に寒いとこに行くのに本当に大丈夫なのかという感じ。


友達の家に泊まっていたのだけれど、丸一日動けなくなり、一日寝てました。それで、パリに行くのが一日遅れた。だが、この遅れたことが最悪な幕開けだった。




一日寝ると次の日には熱はしっかりと下がり、食欲も湧き、何でも食べてやるという心持ちになった。だが、昔自分がギリシャ料理が得意ではなかったことを忘れていたのだ。その夜に友達とギリシャ料理の店に行ってきた。


ここで、ギリシャ料理をたらふく食べたのだが、どうも僕はあの白いヨーグルトみたいなソースが苦手。どのギリシャ料理にも使われてて、お前しつこいって言いたくなるくらいでてくる。これたらい回しだろと。
締めのデザートももちろんギリシャヨーグルトで終え、このヨーグルトさえおいしければ全てよしという感じだった。


だが、次の日の朝からお腹の調子が優れない。もう、トイレから出られないくらいに。ギリシャの白いソースに呪われ始めたのだった。けれども、もうパリに行くことは決めたから、さすがに二日延ばすのも難だと思い、お腹に相談しながら強行突破。


なんとか、お昼までには持ち直し、無事にTGV(フランスの新幹線)に乗ることができた。けど、なんだか胃が優れない、お腹もごろごろする感じだった。




パリに着いてから、フランス人の友達カミーユに連絡を取り、友達宅に到着した。すごいいい場所にあるアパートで、ノートルダム寺院、セーヌ川、ポンピドゥセンター全て歩いていける距離だった。


アパートはとても大きく、僕はベット型ソファーに寝かしてもらった。まあ、気になったのはその男友達が彼氏を持ってたくらいか。二年前は、彼女いたよなとか思い出してたけど。その彼氏もとても優しくて、僕に親切にしてくれたし、面白かったから大丈夫だった。彼はカミーユが大好きみたいだったし。彼らは彼らで楽しんでんだからいいやとくらいにもう後半は思ってた。
ビヴァ、フリージェンダー。



その夜に、カミーユのおばさん家にご飯を食べに行った。フランス人のいいところは、いきなり一人二人増えても全然気にしないところ。むしろ歓迎される。あなたのこと待ってたのよーみたいな。それで俺もノリノリになって、まじっすか!ありがとぅーとか言ってる。日本だとなんだか、きまずくなったり、一瞬”まじ”って顔されるのにね。


おばさんがアルザス料理を作ってくれ、ソーセージのお祭りみたいな料理を出してくれた。酸っぱいキャベツと一緒にいろんなソーセージを盛って、横にジャガイモがポンとおいてある感じに。


チェコのビールも出してくれて、沢山食べたのだが、急にお腹の調子が乱れ始めた。申し訳ないくらいにトイレに行ってしまい、おばさんも上機嫌だったのがなんだか気持ちしょんぼりしてた。ここにきて、朝に食らった白い悪夢が蘇る。
本当にトイレがないと身動きが取れなくなってしまった。帰るときもギリギリで、カミーユに地下鉄にトイレはないよとバカにされるくらいに。


帰ってからも、下痢は収まらず、トイレから身動きとれなくなった。さすがにカミーユも心配してくれて、フランスのお腹のお薬を沢山くれた。正露丸ではもうすでに太刀打ちできなかったので、大分助かった。それも飲んでなんとか持ち直した。
多くの人に心配をおかけしてすみませんでした。薬を飲みすぎるのも怖かったから、この日以降なるべく飲まないようにしていった。今はもう大丈夫です。


パリについて、腹痛に悩まされ、あまり外出できなかった。けど、なんとか持ち直してオペラ座の中に入れたのはよかった。ここで中村勘三郎が歌舞伎をしたのかとか思うと、日本文化も進んできたなって思った。


こんな洋風な建物で歌舞伎をやったのかってなんだか想像できなかった。歌舞伎座でオペラみるような感じでしょ。シャンデリアとか立派で、オペラ座の怪人のワンシーンを思い出してました。




旅きて思うのだが、日本にいたときに街で警察を見るとなんだか不安になるのに、こっちでみるととても心強く思えてしまうのはなぜだろう。彼らは日本語なんていっさい分からないのに、なんだかほっとしてしまう。一人だとなおさらね。ありがとういてくれて、根拠はないけど。


パリのアップルショップは、なんだか面白かった。歴史ある建物中に、アップル製品が売っているのはいい。だけど、あの青いTシャツの販売員がいると、もうバランスが悪すぎて笑えてくる。TシャツとロンTの組み合わせなんだけど、もうちょっとなんとかならないかなって思った。それを誇らしげに着ているジーニアスマン達。


そして、警備員の数の多さ。やっぱりパリって治安が悪いんだなって思った。そんなに大きくないのに6、7人はいたと思う。そういえば、昔二回iPodタッチ盗まれたんだった。


パリは寒いけど、僕は元気になりました。ちゃお。

2 件のコメント:

  1. ギリシャ料理といえば、スブラキ!だっけ??
    あれ、うまかったなぁ♪

    病み上がりときに、お願いがあるんだけど...
    スウェーデンに行くときに、「ガムラウプサラ」っていう街に行く予定ある?
    北欧神話の中心地と言われている場所らしいんだけど、もし、そこに行ったら北欧神話っぽいもの、文字とか絵とか写真upしてほしいんだけど...
    行く予定なければ、気にしないで旅続けていてくれ(^O^)/

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    1. スブラキは、確かに美味しい!けど、俺はあの白いソースはいらないかな~。

      へ~、時間があったら行ってみるよ!寒さに耐えきれなかったらすぐに南の方に向かうけどね笑

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