オランダに入ってすでに五日たった。現在は、アムステルダムでなんでもありの雰囲気を味わってる。何をするにも、個人の自由であり、他人に迷惑をかけなければいいと言った感じに。
僕が、ロッテルダムに行くのを決めたのは船の街と聞き、マルセイユの港町とどう違うか見てみたいと思ったからだ。この街に着いたとき、雰囲気がブリュッセルと大分違うなっておもった。ドイツのフランクフルトに着いたときと似ていた。近代的な雰囲気で、建物が綺麗で整っていた。若干東京にいるような。マルセイユがもつ、賑やかで危ないと言った感じはあまりしなかった。
この街は、第二次世界大戦中に爆撃を受け、旧市街地と港がほとんど破壊された。そして、戦後に近代的な計画都市として、復興をはたしたのである。だから、街の中心にある建物は、ほとんど近代的な建物だった。
今回泊まったユースホステルは、バーと一緒になっており、一日中賑やかであった。スタッフの対応は、とても親切で僕が、この場所に行きたいんだけどどうしたらいいって聞いたら、分かりづらい場所だったため熱心に説明をしてくれ、地図までコピーしてくれた。もし、分かんなかったらまたききなって言ってくれたしね。
このホステルには、なんと管理人が飼っている犬が二匹ラウンジにおり、とてもかわいかった。人間に慣れていて、自然とこっちによってくるのだ。ふと、昔飼っていた犬を思い出してしまった。何かあると、気がついたら一緒に散歩してたっけ。
三時頃ホステルに着いたので、周りを散策してみることに。ホステルは、港のすぐ側にあり、綺麗な公園も近くにあった。自然とカメラで写真をパシャリと撮っている。歩くのも楽しくなっていく。綺麗な公園を歩くと、心が落ち着き、気がついたら沢山歩いている。
公園を歩いていくと、ユーロマストという展望台を発見。ちょうど暗くなってきたので、昇って夜景を見てみようと。人があまりいなかったが、綺麗な景色でハイテンションになる僕。この夜景をみていたら、夜の横浜で男友達三人でハイテンションになってふざけてたことを思い出した。綺麗な夜景の隣で、組体操の扇をやったり。変なポーズを決めたり。
けれど、今回は一人なのである。上がったテンションは、徐々に下がっていく。あれ?何やってんのってくらいまで、冷静になる。何かが足りなかった。人もいないのが、なお寂しさを増した。こここれが、一人旅の辛さだなって改めて思いました。
ホステルに戻ると、自称ポーカーのプロであり、シャーマンであるおっさんに絡まれた。けれど、お酒をただでご馳走になったから、なんとなく信じてあげよう。オランダは、なんでもできてしまうからこそ、不思議な人々を引きつける。僕もそんな中の一人かもしれない。
滞在二日目は、晴天に恵まれ一日中自転車に乗っていた。お尻が痛くなるまで乗ったから、二三日痛みが取れなかったが。ロッテルダムを巡ると、様々な現代建築の建物があった。中には、ブロック型の住居もあり、そこはユースホステルになっており、泊まることができる。そのことを知ったのは、最終日だった。どうやって、寝てるんだろうって思うような形。
ロッテルダムは港街なため、海底トンネルが必要となっている。それは、車だけではなく、自転車や歩行者のためににもあるのだ。僕も実際に海底トンネルを自転車で通ってみることに。
エスカレーターで、地下に行くときに感じた、驚きと楽しみ。海の塩の臭いがしつつ、緑色のトンネルを突っ切る僕がいる。今、海の中を通ってるんだと思うと、ワクワクしてきた。おもいっきり飛ばし、スーっと海の中を進む。通っているのは、トンネルである。けれど、想像するかしないかで、トンネルが楽しい空間になる。楽しい時間だった。
ロッテルダムの夜の公園を歩いてたら、東京ミッドタウンの後ろにある静かな公園を思い出した。檜公園。六本木の街頭に照らされ、騒がしい場所にあるのにあそこだけは、とても静かな場所。ロッテルダムにもそんな場所を見つけた。
もう少し暖かいときにまた来たいな。
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